最近、「ボタニストの洗顔料がどこにも売っていない」「ドラッグストアでも見かけなくなった」という声が増えています。かつて人気だったボタニストのスキンケアライン、一体どうなってしまったのでしょうか。この記事では、販売終了の真相と代替品の選び方について詳しく解説します。
ボタニスト洗顔とは?植物由来の人気スキンケアライン
BOTANIST(ボタニスト)は、株式会社I-ne(アイエヌイー)が展開するボタニカルブランドです。
ヘアケア製品の印象が強いですが、2019年にはスキンケアラインが登場し、「ボタニカルフェイスウォッシュ」「ボタニカルクレンジングオイル」「クレンジングミルク」などが発売されました。
植物由来成分を活かした優しい洗浄力と、自然な香り、そしてシンプルなデザインが話題になり、ボタニストファンの間でも「待ってました!」という反響がありました。特に「モイスチャータイプ」「バランスケアタイプ」など肌質別に選べる点も好評でした。
しかし現在、このスキンケアシリーズは公式サイトでも姿を消しており、店頭や通販でもほとんど見つからない状態です。
ボタニスト洗顔が売ってない理由:販売終了(終売)が正式に確認
結論から言うと、ボタニストの洗顔料は**すでに販売終了(終売)**となっています。
複数の販売サイトで「販売を終了しました」「生産完了品」と明記されており、在庫もほとんど残っていません。
- ヨドバシ.comでは「ボタニカルフェイスウォッシュ モイスチャー/バランスケア」が販売終了扱い
- ビックカメラ.comでも同様に「販売終了」表記
- @cosmeの商品ページでも「生産終了」と明記
さらに、BOTANIST公式サイトのFAQでは以下のように記載されています。
「終売商品の再販は今のところ予定ございません。」
この文言から、メーカー側が正式に販売終了を決定しており、再販の見込みもないことが分かります。
なぜボタニスト洗顔は終売になったのか?
販売終了の理由については公式な発表はありませんが、ブランドの動向や業界の背景から、いくつかの要因が考えられます。
1. ブランド戦略の転換
ボタニストはもともとヘアケアが主力のブランドです。2023年にはボタニカルシャンプー・トリートメントを全面リニューアルし、ブランド全体で「ヘアケア」「ボディケア」領域に注力する方向へシフトしました。
スキンケアラインは実験的な展開だったため、一定の期間で市場反応を見た上で撤退した可能性があります。
2. スキンケア市場での競争激化
洗顔料は各ブランドがしのぎを削るカテゴリで、低価格帯から高機能型まで選択肢が非常に多い分野です。
ボタニストの「植物由来」「ナチュラル処方」という特徴は他ブランドでも一般的になり、差別化が難しくなっていました。結果として、販売実績や採算面で厳しい状況に陥ったと考えられます。
3. 原材料・コスト構造の見直し
植物由来成分を使用するブランドでは、原料高騰や環境対応による製造コスト増加が大きな課題となっています。
生産ラインを維持するコストと販売量のバランスを考え、I-neが「採算が取れない」と判断した可能性もあります。
4. ブランドの方向性と整合性
ボタニストはサステナビリティをブランドメッセージの核に据えています。
洗顔料などスキンケア製品はパッケージや成分設計の見直しが頻繁に必要なカテゴリです。ブランド全体の整合性を取る中で、ヘアケア・ボディケアに注力するほうが長期的に望ましいと判断されたと考えられます。
現在の販売状況:在庫限りでほぼ入手不可
2025年現在、通販各社でも在庫はほとんど残っていません。
楽天市場などに一部残っているケースもありますが、「残りわずか」「在庫限り」と明記されており、公式出荷ではなく小売店や転売業者による在庫販売です。
また、オークションサイトやフリマアプリでも見かけることがありますが、使用期限切れや保管状態の不明なものも多く、安全面を考えるとおすすめできません。
化粧品は開封後・未開封問わず時間経過で成分が変質する可能性があるため、終売品の購入には十分な注意が必要です。
ボタニスト洗顔の代替品・おすすめの選び方
愛用者からすると、「同じような使い心地の洗顔料がほしい」という声も多いでしょう。ここでは、ボタニストの特徴を踏まえた代替選びのポイントを紹介します。
1. 「植物由来成分配合」の洗顔料を探す
ボタニスト洗顔の魅力は、植物エキスを配合した優しい洗い心地でした。
そのため、同じくボタニカル系・オーガニック系ブランドを選ぶと近い使用感が得られます。
例:アベンヌ、ロゼット、アルジェラン、オルビスなど。
2. 「モイスチャー系」「バランスケア系」を基準に選ぶ
自分がどちらのタイプを使っていたかで選ぶべき代替品が変わります。
乾燥肌寄りならモイスチャー系、混合肌・脂性肌ならバランスケア系の洗顔料を選ぶとよいでしょう。
3. BOTANISTの他カテゴリ商品を活用する
ボタニストのボタニカルボディソープやボタニカルシャンプーは今も継続販売されています。
香りや世界観を揃えたい人は、洗顔料の代わりにこれらをライン使いするのもおすすめです。
BOTANISTブランドの現在:リニューアルと進化
BOTANISTは終売品がある一方で、ブランド全体としては今も進化を続けています。
2023年には新たな処方設計による「BOTANIST シャンプー・BOTANIST トリートメント」の全面リニューアルを実施。香り・保湿成分・環境配慮パッケージの面で刷新されました。
また、2025年にはボディソープのリニューアルも発表され、「森林浴のような清々しさ」をテーマに新処方が導入されています。
一方でスキンケアラインの再販や新展開については、現時点で公式の発表はありません。
つまり、BOTANISTブランドとしては「洗顔料のようなスキンケア領域を一時的に整理し、コア領域に集中している」と考えられます。
ボタニスト洗顔が再販される可能性はある?
公式FAQで「再販予定なし」とされているため、現時点では復活の可能性は極めて低いと見られます。
ただし、BOTANISTは定期的に限定アイテムや季節コレクションを発売するブランドでもあります。
今後、スキンケアブランドとの共同開発や特別企画として“ボタニカル洗顔料”が再登場する可能性はゼロではありません。
現状では、新しいスキンケアブランドの登場や、BOTANIST本体の新ライン発表を待つのが現実的でしょう。
まとめ:ボタニスト洗顔が売ってないのはブランドの方向転換による終売
ボタニスト洗顔が店頭や通販で見つからないのは、一時的な在庫切れではなく、正式な終売によるものです。
2019年に登場したスキンケアラインは一定の人気を集めたものの、ヘアケア・ボディケアを主軸とするブランド戦略の中で、洗顔料カテゴリは整理されたとみられます。
現在は在庫限りでほぼ入手困難な状況。再販予定もないため、代替品や他ブランドへの移行を検討するのが現実的です。
BOTANISTブランド自体は今も進化を続けており、今後新たなスキンケアラインが生まれる可能性もあるため、最新情報をチェックしつつ、今の生活に合ったアイテムを選びましょう。
ボタニスト洗顔が売ってない理由を理解しておくことで、今後のスキンケア選びにもきっと役立つはずです。

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