最近、「メニコンプレミオ1dayがどこにも売っていない」「通販でも在庫切れが続いている」と感じている人が増えています。
実際に眼科やコンタクト販売店でも欠品の張り紙を見かけることがあり、「もしかして販売終了なの？」と不安になる方も多いでしょう。
ここでは、メニコンプレミオ1dayが“売っていない”と感じる背景から、実際の販売状況、在庫の有無、そして再販の見通しまでを詳しく整理します。
メニコンプレミオ1dayとはどんなレンズ？
まず、「メニコンプレミオ1day」という商品がどんな特徴を持つのかを簡単におさらいします。
メニコンプレミオ1dayは、国内大手メーカー・メニコンが販売する1日使い捨てタイプのシリコーンハイドロゲルレンズです。
レンズ素材には高酸素透過性素材が使われており、長時間装用でも目が乾きにくく、疲れにくいのが特長。
さらに「SMART TOUCH（スマートタッチ）」という独自のパッケージ設計により、指で触れることなく清潔にレンズを取り出せる点も人気の理由でした。
ラインナップには通常タイプに加え、乱視用の「メニコンプレミオ1dayトーリック」や大容量の「90枚入り」パックもあり、快適性と利便性の両立で評価を集めています。
「売ってない」と感じる人が増えている理由
最近SNSや口コミで目立つのが、「メニコンプレミオ1dayが売ってない」「通販サイトでも在庫切れ」といった声。
実際に調べてみると、店舗や通販の在庫状況には地域や度数によってばらつきがあることがわかります。
1. メーカー公式での欠品告知
メニコンの関連サイトや販売店情報によると、「1DAYメニコンプレミオ90枚入りの一部度数（P−0.75〜−9.00）」について、欠品が発生しており“解消時期未定”と案内されています。
つまり完全な販売終了ではなく、特定の度数やパッケージが一時的に供給停止になっているということです。
2. 需要の急増と生産能力の限界
新型コロナの行動制限が緩和され、外出や出勤が増えたことにより、コンタクト需要が一気に回復しました。
メニコンプレミオ1dayは人気が高い製品のため、需要が供給を大幅に上回り、一部の度数で欠品が発生しているとメーカー側が説明しています。
さらに、世界的な物流遅延や部材調達の問題も重なり、生産ラインが追いついていない状況のようです。
3. 店舗による在庫偏り
通販では「在庫あり」と表示されている店舗もあれば、「取り寄せ」「販売休止」となっているサイトもあります。
このため、同じ製品でも購入ルートによって入手できる・できないの差が出ており、結果的に「売ってない」と感じる人が増えているわけです。
販売終了ではない？実際の販売状況をチェック
「メニコンプレミオ1dayはもう終売なの？」という声もありますが、結論から言えば販売終了ではありません。
公式発表では販売継続中
メニコン公式サイトや最新のニュースリリースには、販売終了のアナウンスは出ていません。
むしろ2024年9月には「メニコンプレミオ1dayの球面度数を拡大」という発表があり、新たなニーズへの対応が進められています。
つまり、ライン全体としては今も現行販売されており、今後も継続的に供給される見込みです。
欠品しているのは「特定の規格」
在庫がなくなっているのは主に以下のパターンです。
- 大容量の90枚入りパック
- 特殊度数（−0.75〜−9.00 など）
- 乱視用・遠近両用タイプ
このような規格は需要が集中しやすく、また製造ラインの切り替えにも時間がかかるため、回復までに時間がかかっている模様です。
一方、30枚入りの標準タイプは比較的流通が安定しており、通販サイトや一部店舗では通常通り販売されています。
欠品・品薄の背景にある要因
なぜ、ここまで長期間にわたり在庫が不足しているのでしょうか。
背景には複数の要因が重なっています。
需要の急回復による供給逼迫
前述の通り、行動制限の解除でコンタクトレンズ需要が急速に回復しました。
定期購入を再開する人が増えたほか、まとめ買い・大容量パック需要も急増。これによりメーカーの想定を上回る出荷量が続いています。
生産ラインの制約
メニコンプレミオ1dayはシリコーンハイドロゲル素材を用いた高性能レンズのため、製造工程も高度で時間がかかります。
単純に増産すればいいという話ではなく、品質維持と安全性を確保するために生産ラインを急に拡大することが難しいのが実情です。
部材・物流の影響
世界的な部材供給の乱れも少なからず影響しています。
レンズそのものだけでなく、パッケージ素材や滅菌工程、輸送手段などにも国際的な遅延が波及しており、特に2022〜2024年にかけて安定供給が難しい時期が続きました。
再販・入荷時期の見通し
結論から言えば、メニコンプレミオ1dayは「一部度数を除いて販売継続中」であり、欠品分も順次回復の見込みがあります。
ただし、メーカー・販売店ともに「解消時期は未定」としており、完全な安定供給までにはもうしばらく時間がかかりそうです。
1. 公式からの再販発表はまだ
現時点（2025年11月）で、メーカーによる具体的な再販時期の発表はありません。
ただし、新しい度数拡大のニュースや継続的な製品アップデート情報が出ていることからも、生産終了ではなく“継続供給体制の調整中”と考えられます。
2. 通販では在庫復活も見られる
楽天市場・ビックカメラ・Amazonなど一部通販サイトでは、「在庫あり」「通常出荷」の表記が出ている商品もあります。
店舗によっては「在庫限り」や「お取り寄せ対応」など扱いが異なるため、複数サイトをチェックすると見つかるケースも少なくありません。
3. 定期購入者は早めの確認を
定期的に購入している場合は、在庫確保のために早めの注文・度数確認をしておくのが安心です。
また、眼科や販売店によっては「代替レンズの提案」も行っており、同等の装用感を持つ他製品を紹介してもらえる場合もあります。
代替として検討できるレンズ
どうしてもメニコンプレミオ1dayが入手できない場合は、同じシリコーンハイドロゲル素材を採用した他ブランドを検討するのも一案です。
代表的な代替候補として以下のような製品があります。
- アキュビューオアシスワンデー（ジョンソン・エンド・ジョンソン）
- デイリーズトータルワン（アルコン）
- バイオトゥルーワンデー（ボシュロム）
装用感や酸素透過率の傾向が似ているため、眼科で相談すれば適切な代替製品を案内してもらえるでしょう。
ただし、個人差がありますので、自己判断ではなく必ず専門医の指導のもとで選ぶことが大切です。
今後の動きと情報収集のコツ
メニコンプレミオ1dayのように人気製品が一時的に品薄になるケースは、業界全体で珍しくありません。
再販や在庫回復の情報を逃さないためには、次のような対策がおすすめです。
- メニコン公式サイトのニュースリリースを定期チェック
- 販売店や通販サイトで「再入荷通知」を設定
- 在庫がある店舗をまとめて検索（楽天・Yahoo!・Amazon など）
- 眼科での定期検査時に在庫や代替商品の最新情報を確認
特に公式サイトの「販売終了・欠品レンズ情報」ページは、最新状況が最も正確に反映されるため、定期的に確認しておくと安心です。
まとめ：メニコンプレミオ1dayは販売終了ではなく一時的な欠品
ここまでの内容を整理すると、次のようになります。
- メニコンプレミオ1dayは販売終了ではない
- 一部度数・パックタイプで欠品が発生している
- 原因は需要急増・生産能力制限・物流遅延などの複合要因
- 通販や一部店舗では在庫がある場合もある
- 再販・安定供給は今後も継続的に行われる見込み
つまり、「売ってない＝終売」ではなく、「タイミングと場所によって買いにくい」状態が続いているということです。
購入を希望している方は、在庫のある店舗を探すか、再販情報をこまめにチェックしておくのがおすすめです。
今後、メニコンプレミオ1dayの安定供給が戻り、再び安心して購入できる日が来ることを期待しましょう。
