ドッグフードを選ぶとき、成分や値段だけでなく「うちの子に合うかどうか」が一番気になりますよね。特に人気の高いカナダ発ブランド「ペットカインド（PetKind）」は種類が多く、「どれがいいの？」と迷う方も多いはず。この記事では、犬種や体質別にどのラインがおすすめかをわかりやすく紹介していきます。
ペットカインドってどんなドッグフード？
まずはブランドの基本から。ペットカインドは、カナダ政府の食品検査機関（CFIA）の認可を受けた安全性の高い原料を使用し、人間が食べられるレベル（ヒューマングレード）で作られています。
特徴的なのは「グリーントライプ（反すう動物の胃袋）」を主原料にしていること。嗅いだ瞬間に“犬が興奮する”といわれるほど香りが強く、嗜好性が高いフードとして知られています。栄養価も高く、たんぱく質・必須脂肪酸・ミネラルが自然な形で摂れるのが魅力です。
ペットカインドのシリーズは大きく分けて、
- トライプドライ（ホワイトライン・ゴールドライン・プラチナライン）
- 缶詰タイプ（トライペット）
- トッピング用の「ザッツイット」
などがあり、いずれも全年齢・全犬種対応です。
ペットカインドの魅力と安心ポイント
ペットカインドが多くの飼い主から支持される理由は、原料のクオリティと“安心感”にあります。
・ヒューマングレードの原料を使用
・人工着色料・保存料不使用
・グレイン（穀物）およびグルテンフリー仕様あり
・単一動物性たんぱく源（SAP）シリーズも展開
・カナダ国内で製造・品質管理
また、トライプ特有の香りによる“食いつきの良さ”も高評価です。食が細い子や、好き嫌いの多い犬にも合いやすいフードとして口コミでも注目されています。
小型犬におすすめのペットカインド
チワワ、トイプードル、パピヨンなどの小型犬には、粒のサイズと消化のしやすさが重要です。
ペットカインドでは「小粒タイプ」が用意されており、特に人気なのが「グリーントライプ＆ワイルドサーモン 小粒」や「グリーンラムトライプ 小粒」。どちらも高嗜好で、魚やラム由来の脂肪酸が皮膚や被毛の健康にも役立ちます。
- グリーントライプ＆ワイルドサーモン 小粒：魚由来のオメガ3脂肪酸が豊富で、毛艶が気になる犬にもおすすめ。
- グリーンラムトライプ 小粒：アレルギーが比較的少ないラムを主原料にし、香りが強すぎないマイルドタイプ。
少量でも満足感があり、食べムラがある小型犬でも飽きにくいのが魅力です。
中型犬におすすめのペットカインド
柴犬、ビーグル、コーギーなどの中型犬には、バランス型の「グリーンビーフトライプ」がおすすめ。肉のうまみが強く、運動量が多い犬に必要なたんぱく質と脂質をしっかりカバーできます。
ビーフ由来のトライプは筋肉や関節の維持にも役立ち、嗜好性も高いので食いつきで悩んでいる飼い主にも好評です。グレインフリータイプもあるので、アレルギー対策としても安心です。
活動量が多い中型犬には、動物性たんぱく質がしっかり摂れるラインを選ぶのがポイント。ペットカインドは「全犬種対応」ですが、ライフステージや運動量に合わせて量や種類を調整すると良いでしょう。
大型犬や肥満傾向の犬におすすめのペットカインド
ラブラドール、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなどの大型犬は、筋肉量と体重の維持が重要です。
おすすめは「プラチナライン（ウェイトマネージメント ラムトライプ）」。
低脂質・低カロリー設計で、去勢・避妊後や運動量の少ない犬、シニア犬にも適しています。
ラムトライプをベースにしながらも、必要なたんぱく質やミネラルはしっかり摂れるよう配合されており、関節や消化器にも優しいバランスです。
大袋タイプもあるので、食べる量が多い大型犬でも続けやすい点もメリット。
トライプ独特の香りで食欲を刺激しつつ、体重管理をサポートしてくれます。
アレルギーがある犬にはどのラインがいい？
家禽類（チキン・ターキーなど）にアレルギーを持つ犬には、「ベニソントライプ（鹿肉）」や「バイソントライプ」など、家禽肉を使わないタイプが適しています。
ペットカインドのゴールドラインでは、こうした“ポートリーフリー（家禽類不使用）”の製品もラインナップされています。
赤身肉中心のレシピは脂質が抑えられており、体臭・涙やけ対策として選ぶ飼い主も多いです。
単一タンパク源（SAP）仕様なら、アレルゲンの特定もしやすく、体質に合うフードを見つけやすくなります。
パピーやシニアにも使える？
ペットカインドは「全年齢対応」とされているため、子犬からシニア犬まで与えることができます。
ただし、年齢によって必要なカロリーや消化力は異なるため、与える量の調整は必要です。
・パピー（子犬）期：骨や筋肉の発達を支える高たんぱく・高カロリータイプが◎。グリーントライプ入りなら自然な消化酵素も摂れます。
・シニア期：運動量が減るため、プラチナラインの低脂質フードや、小粒タイプで消化しやすいものが良いでしょう。
ペットカインドのフードは香りが強めなので、食欲が落ちがちな高齢犬にも適しています。
ペットカインドの選び方まとめ
フード選びで大切なのは「うちの子に合うかどうか」。
同じブランドでも、犬のサイズ・年齢・体質によって最適なタイプは変わります。
以下のように選ぶとわかりやすいでしょう。
- まず迷ったら「グリーンビーフトライプ」
- 小型犬・食が細い犬には「小粒タイプ」
- アレルギー対策なら「ベニソントライプ」「バイソントライプ」など赤身肉系
- 体重管理やシニア犬には「プラチナライン（ウェイトマネージメント ラムトライプ）」
- 魚系を与えたいなら「グリーントライプ＆ワイルドサーモン 小粒」系
香りの強さに最初は驚くかもしれませんが、犬にとってはそれが“ごちそう”のサイン。口コミでも「食いつきが劇的に変わった」という声が多いです。
ペットカインドはどれがいい？まとめと選び方のコツ
結論として、ペットカインドはどのラインも品質が高く、どんな犬にも対応できる柔軟なブランドです。
ただし、「グリーントライプを主原料にしている」という共通点はありながら、肉の種類や粒の大きさ、脂質量によって相性が変わります。
・食いつきを重視 → グリーンビーフトライプ
・被毛ケアや魚好き → グリーントライプ＆ワイルドサーモン 小粒系
・アレルギー配慮 → ベニソントライプ／バイソントライプ
・ダイエットやシニア → プラチナライン（ウェイトマネージメント ラムトライプ）
どのフードを選ぶにしても、最初は少量から試して愛犬の反応を見てあげるのが一番です。
体調や便の状態を確認しながら、愛犬にぴったりの一袋を見つけていきましょう。
ペットカインドは「どれがいい？」と迷う時間さえも楽しくなるほど、奥が深いドッグフードブランドです。
